ひさしぶりに東京に行きました。
3月の初め震災前に渋谷BUNKAMURAでフェルメールを見て以来です。
(寝過ごして多摩川を越えたことはありますが

)
重い腰を上げて
大英博物館 古代ギリシャ展 究極の身体、完全なる美に行った理由
1.アートテラーとに~さんのお薦めだから
2.震災後なのに日本に大切な美術品を届けてくださったことが嬉しい
3.今「ローマ人の物語」をずっと読んでいて
ローマ人がギリシャの芸術に一目おいているのがよくわかったので
自分も味わってみたい
そういうことで4ヵ月半ぶりに東京に行ってみました。
行ってよかった。まず感動したのがこちらです。

ヘラクレス像頭部です。なぜ感動したかというと
ハドリアヌスのために制作されたからです。

↑ハドリアヌスはローマの14代皇帝
私の大好きな皇帝のひとりなんです

ローマ人の物語の25&26巻に登場します。
簡単に説明しますと若い頃かっこよくもてました
先帝トライアヌスの奥さんの企みで皇帝になったという説あり。
彼はローマ帝国をまわり兵士たちを褒めたり労ったり。
彼の作らせたハドリアヌス防壁

行ってみたいです

そして彼の愛人

アンティノウス。若い男性です。
そして今回の美術展の主役

円盤投げ(ディスコボロス)です。
先のヘラクレスもこれもハドリアヌスの別荘↓で出土しました。

ローマ人にギリシャ彫刻が大人気でオリジナルが足りず
ローマンコピーができたそうです。
この作品もそのひとつなんですが。
ミュロンによるオリジナルはすでになく
ローマンコピーを見るしかないのです。
ハドリアヌスが気に入ってコピーさせたのが今回来日したこの作品で
1791年に別荘から出土したものなんですね!
私としてはこの二作品はハドリアヌスも気に入って見たんだと思うと
それだけでこの美術展に来た価値があったと思いました。
頑張って見に行って本当に良かったです。
スタッフの皆さんありがとうございました。
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