を読みました。
先日
ロココの女王ポンパドゥール夫人を読みました。
こちらは日本の男性のかかれたものです。
今回はイギリスの女性が著者であり、翻訳も、女性。
「なるほど」と違いを感じます。先入観かもしれませんが。
女性が社会的に活躍できる場がほとんど存在しない時代にあって
国王の寵妃は、まさに女性が望める最高位の「キャリア」だったのだ。
そのキャリアをまっとうして、その時代の最先端の生き方をしたのが
ポンパドゥール夫人といえるだろう。
だが、国王の寵妃の地位は永遠に安泰ではない。
寵妃の座を狙って策謀が渦巻く宮廷にあって、その地位を保つことは並たいていのことではない。
ルイ15世が好色ということ以外に歴史に名を残さなかったような国王であるから、
ポンパドゥール夫人が20年近くもその座を維持したのはまさに驚異的なことなのである。
とありますが、ルイ15世は、私から見てつまらない男です
ただ王様というだけです。こんな男のために。みんなが努力するなんて…
そう思っていたら、この本のエピローグにこんな文が。
「彼は国王であった以外にはなんの非もない、まともな男だった」
私の好きな
フリードリヒ大王の言葉です。
この言葉に関しては、ゆっくり考えていきたいと思っています。
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